まとめ
総合的な学習の時間を活用し、SDGsの学習をした後に実際に農業体験をしてみることになった。「納涼祭で無農薬で甘いトマトを販売しよう」を目標にして畑を耕し、肥料をまき、トマトの栽培を開始した。生徒たちは小学校での栽培の経験を活かして良いトマトを収穫するべく専門家からのアドバイスをいただきながら苗を吟味し、風よけを設置し、支柱を立て、万全の準備で栽培に臨んだ。
しかし、1か月ほどでで苗がすべて枯れてしまう連作障害が起きて苗が全滅してしまった。併せて畑の畝の横には雨水がたまり、緑色の苔のようなものがあるのも気になった。急ぎ、代替えの苗を購入し、別の畑を耕し栽培を開始した。7月の猛暑の中も毎日畑まで水を運び、育てたのだが、栽培の時期が遅れたために納涼祭への出品には間に合わなかった。その後、8月の暑さによりトマトに黒い斑点がはいってしまった。虫よけと収益を兼ねてトマトと合わせて栽培したバジルも夏の猛暑にやられ葉が縮み売り物になったのはわずかであった。試しに育ててみたブロッコリーは虫予防にコーヒーや酢を薄めたものをかけていたのだが、大量に虫がつき、虫を手で取ることが無農薬では一番効果があった。
夏野菜での教訓として
1,同じ土を使っての同じ農作物を続けて栽培してはいけない。
2,ブロッコリーなどの葉物野菜は植えると同時に虫よけのマルチをはる。
3,畑の畝には水がたまらないよう高低差を付け、余計な雨水がはけるようにする。
4,虫は毎日確認して手で取る。
冬野菜の栽培の時には上記のことを意識して取り組んだ。9月のまだ34度も気温がある中で大根、カブ、人参の種をまき、新しい畑で栽培を開始した。種まき、間引きを経て生育を見守ったが、虫がつくことはほとんどなかった。水はけにも気を配ったので、土が緑色になることもなかった。そして収穫。販売場所がないため、職員より市価で購入してもらった。
結果:夏野菜(トマト・バジル)では12,710円の赤字
冬野菜(大根・人参・かぶ等)では3,662円の黒字であった。
トータルでは9,048円の赤字であった。来年度は夏野菜の販売を黒字にできるよう挑戦していきたい。
生徒の感想
・農業というものに対しての見方がだいぶ変わったと自分で感じました。農業というと、今までは肉体労働というイメージが強く、少子高齢化も重なって若い人が進んで取り組む様子が想像できませんでした。しかし、家業ではなくて企業で米作りに取り組むことがあったり、機械を使用した農業のあり方が進められていたりすることを知って、農業が昔とだいぶ違う姿になっているのがよくわかりました。そして、何よりも身近に農業という仕事を感じて、食品についての意識も変わってきました。私たちが食べているものすべては人の手によって加工されていること。そして、それを支えているもの(商品パック、ケージやデザインなど)も時間をかけて作っていることが分かってきました。農業という生産する仕事を学んだことで、加工する仕事や運送する仕事など、様々な仕事を感じることができたのは、自分の中で良い経験になったと思いました。
・1年間で変わったことは農業の印象です。畑で何かを作るのはちょっと苦労するくらいのことだと思っていましたが、水やりのために早く起きないといけないし、草刈りも無農薬でやるのはとてもつらかったです。夏は太陽が出ていて蒸し暑いので、水分補給したり、日陰で休んだりしました。このように頑張って育てたトマトなどが連作障害にあってしまったと聞いたときはとてもがっかりしました。しかし、もう1回植えたトマトを収穫できた時はとてもうれしかったです。講演会などで畑や土について教わったりして色々な知識がつきました。指導者の方に褒められたことは自分の中でとても印象に残っています。冬では大根が大きく育って調理実習が決まり、おいしい味噌汁など作ったり食べたりして楽しかったです。農業はとても辛いけど収穫したり食べたりしたときは達成感がありました。今年のSDGs班は失敗がたくさんあったので、この経験を活かして来年の総合をしたいです。来年もSDGs班があるなら入って頑張りたいです。
・体験学習をする前とした後の自分を比べて、一番成長した、学べたということは心です。行く前は少しやる気がなくやっていましたが、学んでいくうちに楽しくなり、最終的にはやっていてよかったなと思うまで心が成長することができました。新たに自分が学んだことは農業を行うことへの大変さです。農家さんは毎年、暑い日でも、寒い日でも農業をしていてその中で、楽しさ、うれしさを見つけられることもすごいと思いました。農業は大変で楽をしてできるわけではなく、農家さんの大変さを僕は学ぶことができたなと思いました。また、農業に関する講演会や指導者の方へのお話を聞いていると納得できる部分がとても多く、農業の多くの知識も学ぶことができたなと思いました。特に印象に残ったことは、無農薬で野菜を育てていた講演の方の野菜をみて、無農薬でもあれほど育つことはとても素晴らしいし、すごいなと思いました。
・私は初めて自分たちで農業をして、大変だということは分かっていたけれど、思っていた大変さよりももっともっと大変でした。すごく疲れるし、一つ一つの作業が難しくて最初は種を植えて、水をあげたりすれば育つと思っていました。しかし、ちゃんと土づくりが必要だったり、風で折れないようにするために作らないと行けなかったり、さらには連作障害が起きてしまったりうまくいないこともたくさんありました。それでも最終的には上手に収穫でき、育てた時とか思ったよりも大きく穫れた時はすごくうれしく、農家さんの気持ちが分かったような気がしました。SDGS班に入らなかったら学べなかったこととかわからなかったこととかもたくさん知れました。まだ育てたことのない果物や野菜をもっと育ててみたいと思いました。
・1年間で私が農業体験を体験してみて思ったことは、農業は難しいということです。その場所で何を育てたかわかる資料がないと、連作障害になって作物も育つものが育たなくなってしまいます。それに気候とかも考えて育てないとだし、毎日の水やりなんかはとても大変でした。しかし、その難しいことを終わらせて収穫できた時にはすごくうれしかったし、ちゃんと育てられたと実感することができました。そして、収穫した大根はとても大きくて売っているものよりも大きいと思うものもありました。収穫した日はとても寒く、雪もちらついていた中だったので、とても辛かったですが、調理実習では大根を使った料理を作りました。同じ班に料理の達人がいたので、すごくスピーディーに進んだのを今でも覚えています。この農業体験で「連作障害」、「ぼかし肥料」などたくさんの農業にかかわる知識を得られたと思います。農業体験をやっていてよかったと思うし、来年もあればやりたいです。
・同じ種類の野菜を連続で作ると起きてしまう連作障害を経験してトマトがだめになりました。大根を作ってみて1個1個に差があることが分かりました。バジルはトマトと同じ場所で植えましたが、トマトと種類が違うので連作障害の被害は受けなかったです。このことから種類が違うものを作れば連作障害は大丈夫ということが分かりました。トマトを作った時には虫被害にもあいました。対策方法はコーヒーを使って虫よけにすることでした。農業を一年ちゃんとやってみて初めて体験したことや経験したことが多くあってよかったです。
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